これらの本は、今日でも世界中の子どもたちに喜ばれ、読まれています。
日本には叙事詩が少ないせいもあって、私の子どもの頃も、子ども向きの絵本を卒業してしまった後で、もっとも愛読したのは、やはりマロリーの『アーサー王の死』や、ギリシャ神話を子ども向きに書いたものでした。
その他にも、『源平盛衰記』を子どものために書きなおしたものを読んだ覚えがありますが、現代の子どもたちも、もっと、こうした英雄たちの物語をたくさん読んでもいいのではないでしょうか。
おもちゃ箱からは、トービーの鹿がはめていた青いなめし皮に宝石をちりぽめた首輪や、中から、幾つもさらに小さな人形がとびだすロシア製の木彫の人形もありました。
その他には、中国製のおままごとの象牙でできた皿小鉢や象牙と黒たんでできたドミノ・ゲームの箱も出て来ました。
こうしたものは、子どもたちが宝もののように大切にしていたものに違いないでしょう。
この子たちの父親は船長で、それで外国のものがたくさんあるようでした。