ドクター・オーユルスンは長い病院勤めの後、すでに独立して開業し、アメリカ人を雇い入れることを考えていました。
・・・1970年には、キューバ人はこの都市にしっかり根づいていました。
人口調査によると、29万1000人のキューバ人がいましたが、これはデイド郡の人口の23パーセントにあたります。
その後の10年間は、変化と成長をはらんだ1970年代の停滞の時代でした。
しかし、その間にキューバ人の数は2倍以上に増え、一般市民の41パーセントに達していました。
しかしこの時期フロリダの経済は国内のどの州よりもめざましい急成長を遂げ、失業率も低く、福祉負担額も少なかったのです。
キューバ人の流入があるたびに、新しい不安と警戒心が生まれ、連邦政府も新しい援助と管理を求められました。
しかし、マイアミの経済はそうした援助が要求される他の地域のどこよりもはるかに急速な発展をつづけていました。
・・・アメリカの長い移民の歴史が完壁な教訓を示してくれているにもかかわらず、移民が大挙して押し寄せるたびにアメリカ国民はそれを経済上の厄介な問題として受止め、後に実証されるはずの経済的恩恵とは考えなかったのです。