猫内分泌性脱毛の原因は、今日なお不明な点が多いとされています。
しかし、一応原因の一部として考えられているのは、性ホルモンの不均衡と不足です。
未成熟なあいだに、避妊手術や去勢をされた猫に発症することが多く、雌の方に圧倒的に多く見られます。
成熟してからの、避妊や去勢による性ホルモンの不足は、副腎がそれにかわる性ホルモンを分泌し、不足をおぎなうので問題は生じません。
しかし未成熟な猫ではこの切り替えがうまくゆかないようです。
このことからも猫の避妊、去勢は生後6カ月以後がよいと思われます。
生殖器周辺や、会陰部より脱毛が始まります。
この脱毛は、ハゲというよりは被毛が部分的にうすくなるという表現の方が理解しやすいかもしれません。
もちろん痒みも、炎症も伴いません。
これによく似た症状に、猫の神経性の脱毛があります。
ホルモン療法が決定的効果を発揮します。
通常は1回の注射で全治しますが、不充分な場合は、もう1度同じ注射を行ないます。
3度目の注射が必要であった症例は、いままで一例もありません。